みなさんは、GWいかがでしたでしょうか。
私はというと、世間が令和どうこうと騒ぎ立てる中、私は気づいたら救急車に乗っていました。
私自身のことではなく、息子がある病気をもらってきたようで、緊急搬送となりました。結果的に、約2日間入院することになり、家内と私・義母で交互に病院で添い寝。なかなか体力的にしんどかったんですが、何より子供が回復してくれてよかったです。世の中のお父さん・お母さん、本当にご苦労様です。
さて、そんなドタバタのGWの中でしたが、改めて考えさせられたことが「子供の成長」についてです。
ビジネスの世界では「期待値」という言葉があります。ざっくりいうと顧客や上司からの依頼を受け、期待されている品質のことを示すことです。期待値を上回ると顧客の感動を産み、下回ると不満へと繋がります。
息子とこの連休中、いつもより密に接してみて思うこととしては、子供は”親の期待値をいとも簡単に超えていく”ということです。もうピョーンって程に。
うちの長男は2歳半ですが、もはや普通に会話できてしまいます。ちょっと前は、パパ・ママしか喋れなかったくせに。
私「これいる?」 ー 息子「いらん」
猛烈な感動とドライな返答への切なさが入り混じった気持ちになります。
私「またアイス食べて、1日1個!」 ー 息子 「やだ!これ食べるの!っん!」
最後の「っん!」でこれ以上ない不服そうな表情をします。
私「…。」 ー 息子「…パパ、ぷーした?」
しました。ごめんなさい。
最近では、ベランダの掃除だったり、ガン泣きしている次男坊を慰めてくれたりもします。
親としては、嬉しい反面、その成長速度に驚きと焦りと共に、少しばかりの寂しさを家内と一緒に胸にしまい込む毎日です。
そんな急成長の息子たちに対してだからこそ、親の先入観による期待値のキャップを外してあげなければいけないなぁと強く感じます。
「まだ、2歳半だから」
「まだ、赤ちゃんだから」
ではなく、あくまで一人の家族として、一人の男として接していかなければと思います。
そして、話は飛躍しますが、これはまた職場においても同様だと感じます。
今の職場には、頑張って期待値を超えていこうと駆け抜ける学生インターンのメンバーがいます。
最初はみんなどっちに走っていいのかわからずバラバラな感じでしたが、最近では個々が主体的に組織のことを考え始め、まとまりのあるとても良いチームになってきました。
そんな彼らの実態は、まだ大学生です。20代前半という若さからくる彼らのエネルギーは、本当に凄まじいです。期待以上の動きと行動力でタスクと向かい合ってくれます。
そんな彼らだからこそ、「期待値」という言葉をプレッシャーと履き違えて、時には迷子になってガス欠を起こします。突っ走りすぎて、気づいたら森の中で立ち往生してしまうこともあります。
そうした経験はいずれ社会に出たらすることなので良い経験ではありますが、そういった自らの悩みや葛藤・失敗の中で、人生においてもっとも貴重な気づきに対して、しっかりと”気づき”だと諭す役割も、きっと彼らには必要だったりすると思います。
「若さ」に対して、期待値のキャップを外す一方で、無垢で汚れがない状態のため、しっかりとコントロールしてあげる必要もあるということなのだと思います。
そんなある種「人生のガイド」としての役割を担えるような人になれるように、私自身も父親として、マネージャーとして、気持ちを新たに令和元年を走り出さねばと、久々に熱い気持ちに包まれるGWとなりました。
また、自分に対しての期待値についても、見直していきたいと思います。往々にして、自分の期待値を上げすぎると、理想と現実の乖離に行き詰ってしまい息苦しくなり、思考停止に陥ります。
そうなるのではなく、あくまで走りながら限界に挑戦できるだけの期待値を自らに課し続けて、全ての痛みに対しての解釈をポジティブに変換し続けながら、これからビジネスにおいて旬となる30代を、過去最高のスピードで駆け抜けられるように精進していきたいと思います。
・・・
ところで、どうでもいい話ですが、「界王拳5倍くらいで働かないとな」と学生インターンとの雑談でボヤいたところ、「界王拳とは何か」から説明することになり、ジェネレーションギャップに怯える毎日です。そんな、平成最後に大スベりをかましたことは、ここだけの秘密です。
みなさん、令和も引き続きよろしくお願いします。
Connecting The Data.
人間が大好きです。1989年、京都生まれ東京育ち。 新卒でサイバーエージェントに入社。その後、関西圏にてホテル経営におけるインバウンドマーケティング・レベニューマネージャーを経て、Baseconnect株式会社にJOIN。現職はData Manufacturing事業責任者。
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